Shopify構築を検討されている企業様やShopifyのサイトリニューアル検討中の企業様のなかで、「Shopifyのテーマ選定に時間がかかってしまっている…」、「Shopifyテーマ選定をどこから始めたらよいかわからない…」といったお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
現在、Shopifyテーマストアではサイト構築の基礎となるShopifyテーマを184件公開されており魅力的なテーマも多いため、実際自社に合うテーマを見つけるのは難しいでしょう。
そこで今回はShopifyテーマの選び方や主要テーマ10選の特徴と搭載機能などをまるっと整理しましたので、これからのテーマ選び、サイト構築の手助けになりましたら幸いです!
目次
Shopifyテーマとは?
Shopifyテーマは、ECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」でサイトを作成する際の基盤として利用される機能で、現在(2024年3月時点)では、Shopifyテーマストアに184ものテーマが公開されており、価格帯やデザイン性、搭載機能など様々なものが用意されています。
Shopifyテーマストア:https://themes.shopify.com/
Shopifyを利用する企業は、Shopifyテーマストアから既存のテーマを選択する、または自社専用のテーマを作成しサイト構築に充てることでShopifyでのサイト構築をスタートすることができます。
2021年には、「OnlineStore2.0」のバージョンも公開されており、サイト構築、運用時の利便性がかなり高まっています。
Shopifyテーマストアでは各テーマの特徴を確認できるだけではなく、サンプルサイトで実際の操作感を確認することもでき、安心してテーマを選択することができるようになっています。
Shopifyでテーマを選択する場合には自由度が高いため、自社に合うテーマを見つけやすい反面どのテーマを選択すればよいものか迷ってしまうケースもありますので、テーマ選定に行き詰ってしまった際にはShopifyに詳しいShopifyパートナーへ相談してみるのも手段の一つです。
Shopifyテーマの選び方
では、数あるShopifyテーマのなかから自社に適したテーマを選ぶポイントをご紹介します。
価格
Shopifyテーマで公開されているものの中から選ぶ場合には、無料テーマと有償テーマが存在しますので、予算を絞って選定する方法があります。
一方で、有償テーマの中でも価格が高いものを選択しておけば安心という訳でもなく、テーマごとに機能やデザインも変わってきますので、価格だけで選ぶのはおすすめしません。
デザイン・レイアウト性
Shopifyテーマでは、様々なデザイン、レイアウトに対応したテーマが公開されています。
デザインは、シンプルやポップ、シック、ナチュラルなど幅広いテイストのテーマがあるため、自社製品・サービスのイメージに合うものを見つけることができるでしょう。
テーマストアのサンプルで公開されているテーマのなかで、「テイストやレイアウトはイメージにぴったりだけど、カラーが合わない…」というケースもあるかもしれませんが、カラーは後から自由に調整することが可能なため心配無用です。
搭載されている機能
テーマの機能種別は50以上あり、
- 店舗受け取り
- ギフト梱包
- 商品レビュー
- 閲覧履歴表示
- サイズチャート
など、アプリやソースコードを追加して対応が必要になる機能がテーマによっては標準機能で搭載されているものもあります。
各テーマの詳細機能を把握することは労力が必要になりますが、導入してから「必要な機能がなく使いづらい…」、「アプリやソースコード追加をしなければならない…」などの問題が発生しないよう注意して確認しましょう。
Shopifyテーマ10選の特徴と搭載機能
今回ご紹介するテーマは、Shopifyで構築されたストアのなかで利用されていることが多いテーマトップ10をOnlineStore2.0のテーマで厳選してご紹介します。
※テーマ採択については弊社独自に調査した結果(n=303)です。
テーマ名 | 価格 | サンプルストア |
Dawn | $ 0 | Dawn サンプルストア |
Envy | $ 350 | Envy サンプルストア |
Empire | $ 340 | Empire サンプルストア |
Expanse | $ 360 | Expanse サンプルストア |
Flow | $ 350 | Flow サンプルストア |
Impulse | $ 380 | Impulse サンプルストア |
Motion | $ 360 | Motion サンプルストア |
Prestige | $ 380 | Prestige サンプルストア |
Showcase | $ 320 | Showcase サンプルストア |
Warehouse | $320 | Warehouse サンプルストア |
Dawn($ 0)
テーマのセットアップ手順が最小限にとどめられているため、素早く簡単にECサイトを開始したい人向けのテーマです。
無料のテーマですが、ECサイトを開く際に必要となる予約販売やクロスセル、商品レビュー、ルックブック等多くの機能が備わっているので、フィットするサイトも多いのではないのでしょうか?
Empire($340)
Empire:https://themes.shopify.com/themes/empire/styles/supply
Empireは大規模サイト向けの機能が揃ったシンプルデザインが印象的なテーマで、GAP(https://www.shopgap.com/)でも利用されています。テーマスタイルは4つ(Supply、Industrial、Depot、Graphic)用意されており、自社ブランドのイメージに合ったデザインを選ぶことができるでしょう。
機能面では、マーケティングやマーチャンダイジング、商品検索の機能は充実しているだけではなく、大規模ストア向けでもあるため大量トランザクションの負荷にも耐えられる特徴を持っています。
Envy($350)
Envyは洗練されたモダンなデザインのテーマの中からさらに4つ(Boho、Soak、Play、Charm)のスタイルからイメージに合うデザインを選択することができ、ファッションブランドやライフスタイルブランドではイメージに合うケースが多いでしょう。韓国レディースファッション通販 gmg(https://gmgofficial.com/)でも利用されています。
特にプロモーションに関連する機能が充実しており、フラッシュセールの実施サイトや大規模サイト、実店舗があるサイトでの利用に適しています。
Expanse($360)
Expanse:https://themes.shopify.com/themes/expanse/styles/modern
Expanseはスタイリッシュなデザインが特徴なテーマでテーマスタイルは3つ(Modern、Classic、Contemporary)用意されており、ピジョン公式オンラインショップ(https://shop.pigeon.co.jp/)でも利用されています。
機能面では、特にプロモーション機能が充実しているため、マーケティング・プロモーションに力を入れていきたいブランドではおすすめなテーマです。
Flow($350)
Flowはシンプルなデザインが特徴のテーマで、テーマスタイルは3つ(Nourish、Crafted、Luxe)用意されており、CINNABON オンラインストア(https://cinnabon.uk/)でも利用されています。
機能面では、チェックアウトからマーケティング、商品検索までバランスよく機能が備わっており多機能なテーマです。
Impulse($380)
Impulse:https://themes.shopify.com/themes/impulse/styles/clean?locale=ja
Impulseはシンプルでスタイリッシュなデザインで、テーマスタイルは3つ(Modern、Clean、Bold)が用意されています。どのスタイルも比較的シンプルな構成になっているため、広い業種で使いやすいテーマデザインです。ぽぽねこ公式オンラインショップ(https://www.poponeko.jp/)などでも利用されています。
機能面では、マーチャンダイジング・製品検索関連の機能が充実しており、商品点数が多いストアも商品を探しやすい検索機能やルックブック、おすすめ商品掲載を利用することができるためUX向上を目指せます。
Motion($360)
Motion:https://themes.shopify.com/themes/motion/styles/classic?surface_detail=motion
Motionはシンプルなデザインで、テーマスタイルは3つ(Classic、Elegant、Minimal)が用意されています。homeal 家族向け冷凍宅配サービス(https://homeal.co.jp/)等でも利用されています。
動画コンテンツを掲載してもスムーズに動き、画像も高解像度で表示することができるため、商品画像や動画を使って商品を訴求したい場合には、綺麗な画質でみせることができるため正しく伝えることができます。
Prestige($380)
Prestige:https://themes.shopify.com/themes/prestige/styles/allure?surface_detail=prestage
Prestigeは上品でシックな印象のテーマで、テーマスタイルは3つ(Allure、Couture、Vogue)が用意されています。ブルーボトルコーヒー(https://store.bluebottlecoffee.jp/)などのサイトでも利用されています。
機能面では、商品を紹介する機能が充実しており高解像度での画像表示や画像ズーム、画像ホットスポット(リンク)等が備わっています。より商品の見せ方に拘っているECサイトでは向いているでしょう。
Showcase($320)
Showcase:https://themes.shopify.com/themes/showcase/styles/native?surface_detail=showcase
Shoecaseはインパクトのあるデザインを作成できるテーマで、スタイルは5つ(Native、Mila、Betty、Beard、Luna)が用意されています。paper republic(https://www.paper-republic.com/)等で利用されています。
機能面では、フォーストビューでフルスクリーン表示することができるため、サイト来訪時のインパクトを与えることができます。ページの無限スクロール機能も備わっているため、縦長ページを作成時におすすめなテーマです。
Warehouse($320)
Warehouse:https://themes.shopify.com/themes/warehouse/styles/metal?surface_detail=wherehouse
Warehouseはスタイリッシュでシンプルなデザインが特徴で、スタイルは3つ(Metal、Wood、Fabric)用意されています。Tefal Shop(https://www.tefal-shop.com.au/)等でも利用されているテーマです。
機能面では、搭載機能は精査されていますが、大型店舗で商品点数が多い・カテゴリ数が多いECサイトでは必須となる高機能な検索機能が搭載されているため、UX向上を目指すサイトではおすすめのテーマです。
ブランドに適したテーマを検討しましょう!
今回は、数あるShopifyテーマの中から人気のあるShopifyテーマを10選ご紹介しましたが、気になるテーマは見つかりましたでしょうか?
Shopifyテーマはデザインだけではなく、搭載されている機能にも着目して選定することでサイト構築時のShopifyアプリ導入の負担を減らすこともできるでしょう。機能やデザインはサンプルサイトで試すことができますので、サンプルサイトは購入前に確認するようにしましょう。
また、Shopifyテーマは本番公開する前にお試しで構築を試すことができますので、実際にサイトを作成してみるのも良いでしょう。
※有償テーマは本番公開時に費用が発生しますので、ご注意ください
弊社ではShopifyの構築・相談等も承っておりますので、テーマ選定にお悩みの方・構築にお悩みの方は下記よりお気軽にご相談くださいませ!