BtoCではもちろん、BtoBでもスマホやタブレットでメールを読む機会が増えている方も多いのではないでしょうか。
スマホに最適化対応するために、メルマガを見直すことになった方も少なくないかもしれません。
今回はスマホ向けのメルマガ配信に関するポイントについてご紹介いたします。
目次
PCとスマホのメルマガで気を付けておくべきポイントとは
PC向けとスマホ向けにメルマガを作る際に一番気を付けておくことは、読まれる端末の画面サイズが異なるということです。
PC向けに作られたメルマガをスマホで見ると文字と画像が小さくなってしまい、ごちゃごちゃして読みにくい印象を与えて離脱の原因に繋がる可能性が出てきます。
最近のメール配信システムではPCにもスマホにも自動的に最適化してくれるレスポンシブデザインが利用できるものが多いので利用してみても良いでしょう。
また、スマホ向けのメルマガでは主にHTMLメールで送られることが多いと思いますが、テキストの場合には画面サイズにもよるものの概ね1行が20文字以下であればどのスマホでも読み易い文章になりやすいようです。
画面サイズが小さいことからPCと比べてじっくりと文章を読んでもらうというよりは、メルマガの目的を明確して目標設定をしておくことをおすすめします。
メルマガをスマホに最適化するためのポイントとは
続いてメルマガをスマホに最適化するためのポイントについて見ていきましょう。
送り主を明確にする
スマホの種類やアプリにもよりますが、メール一覧で一番目立つのが送り主になります。
送り主がわかりにくくなると開封率が下がってしまい、場合によっては迷惑メールに入ってしまうこともあるようです。
会社名だけではなく個人名を入れてみたり、女性の名前を入れた方が開封率が上がるという事例もありますので試してみてはいかがでしょうか。
開封に繋がるタイトルをつける
元々メルマガのタイトルを工夫しているという方でも一度見直すことをおすすめします。
スマホユーザーはタイトルを見てそのメールを見るかどうかを判断するので、タイトルのわかりやすさやタイトルだけでメルマガの中身がわかるようになっているかを確認しましょう。
コンテンツをわかりやすく大きく見せる
スマホはPCと比べて画面が小さいので、文字や画像はできる限り大きくしておかないと見にくくなってしまいます。
特にタップすることになるボタンは大きくしましょう。
PC向けのコンテンツと違い、スマホでメルマガを閲覧する場合にはリンク先に遷移させるのにはクリックではなくタップになります。
ボタンが小さいとスマホでタップしづらく、読者に余計なストレスを与えることになります。
画像を大きくするときは1画面に何個表示させるのか、横に何個並べるのかも重要になってきます。
無理に並べすぎないように見やすさを意識しましょう。
記事内容を具体的に示した写真やデザインを使う
スマホでのメルマガ閲覧時間はPCと比べても短いことが多いです。
そのため、文章よりも写真やデザインを用いてわかりやすく伝えることが非常に重要となります。
タイトルとメルマガを開いて写真やデザインを見てすぐにどのような内容なのかをイメージできるように意識しましょう。
配信する時間に気をつける
せっかく良いメルマガのコンテンツを作成しても、読者が届けたい時に提供できていなければ訴求できる可能性は低くなってしまいます。
見られやすい時間としては「出勤前の朝の時間帯」、「お昼休みの時間」、「仕事終わりの夜」の3つの時間帯が一般的です。ただし、他社も同じ時間に配信する可能性が高いために埋もれてしまう可能性があることにも注意しておきましょう。
ユーザーに興味関心が高そうな内容を送る
メルマガは一斉送信を行うことが多いため、個々人のニーズに合わせて送ることが難しい部分があります。
その中でも最大公約数に向けて興味関心が高そうな内容を送ることが重要です。
例えば自社の商品情報を一方的に送るだけではなく、ユーザーにとって役に立つような情報を送ることも喜ばれるのではないでしょうか。
余裕があればメルマガでも複数パターンを用意しておき、興味のありそうなカテゴリを送りましょう。
そこから自社サイトにリンクしてもらうような導線を作り、メルマガだけで完結させるのではなく、購買意欲を高めてもらえるようにしましょう。
メルマガが読まれているデバイスを知って対応しよう
スマホ向けのメルマガ配信に関するポイントについてご紹介させていただきましたが、自社のメルマガがスマホで見られているのか、PCで見られているのかによってどちらを重視するか予め考えておくことも重要です。
メール配信システムでは、メルマガ購読者のユーザーエージェント情報を取得することができますので利用してみても良いでしょう。
スマホユーザーの方が多ければレスポンシブデザインの場合でも、スマホのデザインやレイアウトから作成する方が効果が高くなることが見込めます。
また、自社でLINEアカウントを持っている場合にはメルマガだけではなくLINE向けにも配信を行うことで相乗効果が期待できます。
特に10代、20代のユーザーが多い企業の場合にはメールよりもLINEの方が反応率が高くなることも多いため、メルマガの効果が伸び悩んでいる場合には試してみてはいかがでしょうか。