本日、Xdataとして最初のサービスであるXdata collect(クロスデータ・コレクト)をサービス開始しました。
詳しくはサービス紹介のページをご覧頂きたいのですが、collectは、アクセス解析用のタグでビーコン通知されたログを、パラメタごとに列に分解し、CSVやTSVでログファイルを生成、そのログを保存できるクラウド型のログストレージサービスです。
保存したログは管理画面やAPIから必要な期間のログをいつでもダウンロードすることができます。
「月間50万件のログを最大1ヶ月間保存」という機能制限は付きますが、費用が一切掛からない無料プランを用意していますので、ご興味のある方は是非、下のボタンから無料のアカウント登録をお願いします。
※現在、アカウント発行は法人のみに制限させて頂いております。
collectってどんな用途があるの?
Xdata collectは、ログストレージのため、アクセス解析ツールとは異なり、集計や分析は一切行いません。単純に生ログを整理整頓し、ログの管理・保管を行うだけのシンプルなサービスです。
アクセス解析事業者やアクセス解析を専門としている方はご存知かと思いますが、アクセスタグが送信するログパラメタは、リファラーやアクセスしたURL、端末の情報、セッション情報等の他に、ユーザーの情報(管理は主にCookieを利用)やページ名、POSTされたパラメタなど多岐に渡り、且つWebサーバの生ログには残らない多くの情報が含まれます。
collectでは、このWebサーバに残らない情報を、同じくタグによってcollectのログ受信サーバへ送信することで、多様で完全性の高いログを生ログという形で記録することができます。
もともと当社(セラン)が提供するアクセス解析ツール「MOBYLOG」で提供しているタグを流用しているため、アクセス解析をするための項目数の多いログを送信することができます。
collectが保存するログ項目は実に様々なものがあります。これがパラメタ毎にカラムに分かれてログファイルとして保存されます。
保存したログファイルは管理画面からダウンロードしたり、APIから抽出することができす。
collectから取得したファイルをエクセルで開いてみてください。
すでにログ項目がカラムに分かれて保存されているので、簡単な集計であれば、そのままエクセル上で行う事もできます。
もちろん、API連携して、BIツールやCRM、自社データベースへの連携も容易になります。
collectで保管されたログを使って高度な分析を。
collectに保管されたログを使えば、アクセス解析ではできない高度な分析を行うことも可能になります。
現在は、Hadoopをはじめとしたオープンソースを使うことで、大容量のデータを扱うことが容易に実現できる時代です。この技術を使えば、RFM分析、アソシエーション分析、スイッチング分析や購入予測分析などの高度な分析が比較的安価に行うことができます。
ただし、上記のようなアクセス解析では行えないような高度な分析をするためにはカスタムパラメタの活用が不可欠となります。
カスタムパラメタとは、例えばGoogle Analyticsで用いるカスタム変数と同義と捉えてください。
カスタムパラメタを使って任意のログを送信することで、多様で完全性の高いログとなり、そのログを使うことで、高度な分析が実現します。
collectでは、無料プランで5個、有料プランであれば50個までカスタムパラメタを保存するフィールドを用意していますので、高度な分析を行うあめの分析軸となり得る貴重な情報を十分に記録することができるかと思います。
アクセス解析と併用しましょう。
先にも説明しましたが、collectはWebサイトやアプリのログを生ログの形で保存するストレージサービスで、アクセス解析ツールではありません。
ログは保存しても日々の解析情報をレポートする機能の提供はないので、現在お使いのアクセス解析ツールはそのままお使いください。
collectのタグの設置はとても簡単です。JavaScriptのタグをHTMLコード内に貼り付けるだけです。
カスタムパラメタの送信も、マニュアルを見れば簡単に実装できるかと思います。
現在お使いのアクセス解析ツールのタグの下にcollectのタグを入れれば、ログの送信と保存が開始されます。
※もちろん、自動タグ貼付のモジュール(MOBYLOG ENGINE)もアプリ用のSDKも無償で用意しています。
アクセス解析ツールを使いつつ、collectで精度の高い生ログを保管しましょう。collectで保存するログはとても重要な情報となります。
恐らく、今後ビッグデータ解析技術を使った新たな分析ツールやソリューションが各社から提供されることでしょう。その時、そのログはきっと貴社のお役に立つはずです。