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ユーザーセグメントマネジメントツール『xross data 』をリリースしました。

2014年8月19日(火)にユーザーセグメントマネジメントツール『xross data 』をリリースしました。

 

xross dataは、Webサイトやアプリユーザーのオンライン行動ログに自社のデータベースに保存された顧客属性情報を紐付けて、高度にセグメントし、ユーザーリストをリアルタイムに生成するすることを目的として作られたサービスです。

 

もともとは Xdata collect というオンラインログストレージサービスとして2013年5月にサービスInしていました。

Xdata collectは、オンラインの行動ログをクリーニングして整形保存し、いつでも分析ソースとして活用できるように、ログの保存に拘ったサービスとして開発したのですが、『ログソースの保存』自体にあまりニーズがなく、且つサービスの特性上、分析レポート画面もないため、あまりピンとこないようなサービスでした。

 

しかし、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを入れてもあまり活用していない企業が多いなか、自社で行動ログから別の視点で分析をしようという事業者はとてもマイノリティで、そういうところは行動ログも自社で収集・保存することが当たり前なので、当然といえば当然です。

 

やっぱりログデータを蓄積するだけではなく、独自の分析とレポート機能を提供しないとダメだよね、ということで「折角蓄積したログソースがあるんだから、自分達で分析ツールを提供すればいいのでは?」ということで、開発したのが当サービスです。

 

このローンチにあわせて、名称を「Xdata」から「xross data」にしました。

Xdataだと『エックスデータ』と読み違えてしまう人も多かったためです。

ちなみにxross dataは『くろすでーた』と読みます。

 

 

アクセス解析ツールではありません 

 

xross dataはオンラインのログを集計するためアクセス解析ツールと似ていますが、その設計思想はアクセス解析ツールとは異なります。

 

 一般的なアクセス解析ツールは、”数”を指標としてレポーティングするために設計されています。

このため、レポートの殆どは、「ページビュー数」や「セッション数」「ユニークユーザー数」をはじめ、「流入元別の集客数」や「コンバージョン数」「売上金額」など、合計数や平均など集計したボリュームデータを出力します。

もちろん、ボリュームデータ(数)を指標とすること無しにマーケティングすることは難しいので、これはとても重要な指標であることは間違いありません。

しかし、近年ではWebサイト訪問者やアプリ利用者の行動ログを活用して、”個”の状態に応じたマーケティング施策に活用したいというニーズが増加していて、これに伴ってキャンペーンマネジメントシステム(以下『CMS』)やプライベートDMP(以下『DMP』)でデータを統合管理し、マーケティングのオートメーション化を検討する企業が増えてきています。

※オートメーション化は2014年内にブレイクすると言われてます。

 

メルマガ配信などのデータベースマーケティングをオートメーション化するには、セグメントしたユーザーのリストを生成できなければ実現しません。

しかも近年は自社データベースに保持する情報だけでなく、行動ログをトリガーとしたマーケティングに注目が集まっており、例えば「特定の動画を閲覧した男性のユーザー」「特定商品をカートに入れて放棄したF1層のユーザー」など、これまではできなかった高度なセグメンテーションをして対象のユーザーにマーケティングをすることが求められてます。

 

これらニーズを満たすのがCMSとかDMPですが、これらは、データ整備やマスター連携などマーケティング部門だけでは解決できない課題(セクショナリズムによる障壁)が多く、導入するまでのリードタイムが長くなるだけでなく、イニシャルコストとランニングコストが増加する傾向にあります。

このため、オートメーション化してホントに効果が出るかテスト的にはじめてみたい!というところや、やる気満々だけど予算の確保ができません、という事業者は導入を断念するケースが多々あります。 

 

 これはとても残念なことです。

 

そこで、これらの問題を解決するために開発したのがxross dataです。

xross dataは、もっとLITEな感覚でマーケティングオートメーションを実現できるようにシステムを設計し、クラウド型でサービスを提供する事により、導入までのリードタイムを短縮、かつ低コストでシステムを利用できるようにしました。

CMSやDMPを導入する前のファーストステップマーケティングとして、まずはセグメントした顧客をリスト化し、カート放棄ユーザーに対してのフォローメール配信など行動ログを組み合わせた効果の出やすい簡単な施策からデータベースマーケティングを試したい、そのようなニーズにマッチする新しいサービス。

これが『xross data』です。

 

 

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