5月27日(水)、28日(木)に開催されたイーコマースEXPO 2015 大阪にxross dataを出展しました。
ほとんど休憩する間もなく説明とデモを行うほど、とても多くのお客様に来場頂きました。ありがとうございました。
この展示会では、中小のユーザー企業が多く、カート放棄やお気に入り登録、商品閲覧リマインドに関する興味がある、もしくはしなければならないという認識の担当者が多かった印象です。
DMPやキャンマネを導入するにはコストが掛かり時期尚早だが、低価格で簡単に始められるのであれば導入を検討するという声を多く頂きました。
xross dataはトライアルとお試しパックで4ヶ月間3万円(税抜)で利用できますので、是非ご活用ください。
さて、今回の展示会では、1月に東京で開催したイーコマースEXPO 2015のときより多くの名刺を獲得することができました。しかし、これはあくまで名刺獲得ですので、今後リード管理をしっかりして受注に結びつけなければ意味がありません。
これまでは展示会で集めたアドレスに対して一斉に御礼メールを配信し、名刺を獲得した担当者が個別にメールや電話を行って対応をしていましたが、メール配信からその後のフォローまでをデータに基づいてしっかりと管理していませんでした。
もちろん一斉配信メールでは、URLに解析用のクエリパラメータを付与してクリックとCVの計測はしていました。ただ、個のレベルでトラッキングしていなかったので、それぞれの見込み顧客がどの程度のモチベーションなのか?というところまで把握していませんでした。
そこで、今回はxross dataを使って以下の情報を取得するようにしました。
目次
①HTMLメールで開封をチェック
②個々人にパラメータを振りWebサイト訪問をチェック
③個々人のサイト内遷移とCV(資料ダウンロード)をチェック
ここで肝心なのは名刺1枚に付き個別のキーを振ることです。このキーをトラッキング用のパラメータに利用することで、ユーザー個々の行動を追います(以下、会員IDと呼びます)。
メールアドレスをキーにしても良いのですが、メール本文内にメールアドレスの埋め込みや、Webに遷移した時にクエリパラメータにメールアドレスが載ることを避けました。
①HTMLメールで開封をチェック
xross dataのメール開封タグに会員IDを埋め込みます。情報の埋め込みは、メール配信サービスの差し込み機能を利用します。これにより個人レベルで開封をチェックすることができます。
画像を読み込まない設定のメーラーの場合は取得できませんが、最近のメーラーであれば大概取得できるかと思います。
②個々人にパラメータを振りWebサイト訪問をチェック
Webサイトに遷移するリンクに会員IDパラメータとして埋め込みます。クリックした時に、会員IDがクエリパラメータとしてリクエストされますので、その値をxross dataのタグに会員IDとして設定します。
これはタグコントローラーを使って簡単に実装できます。
③個々人のサイト内遷移とCV(資料ダウンロード)をチェック
資料はPDFで用意し、単純にファイルにリンクを貼ってあります。タグの設定でリンクをクリックした時にファイルをダウンロードしたログを通知するようにしています。
これもタグコントローラーで簡単に実装が可能です。
リードの管理はxross dataでできないのでエクセルで行ってます。
ログチェックを利用すればリアルタイムに開封、クリック、資料DLが分かります。
ずっとリアルタイムでチェックするのは現実的でないので、1日待つことになりますが集計された情報をレポート画面から取得して管理しても良いかと思います。
今回は初の試みでしたのでリアルタイムに情報を追って行きました。
このようにまとめると顧客のステータスが分かるため、状況に合ったフォローメールを送ることができそうです。
例えば資料をDLした方にはアポイントメントのお願い、開封しただけの方にはダウンロードの催促など。
シナリオを作成してxross dataでスケジュール設定し、行動に合わせたリテンションメールを自動配信することもできるので、 次回はもう少し進化させたリテンションを実施しようかと思います。