メールのワンクリック登録解除 List-Unsubscribeヘッダ対応
お客様各位
2024年5月28日(火)にGoogle社のメール送信ガイドラインの変更を受けて、ワンクリック登録解除のList-Unsubscribeヘッダ対応を実施しますのでお知らせ致します。
なお、アップデートに伴うシステムメンテナンスや機能停止はございません。
1.配信メールにList-Unsubscribeヘッダを自動的に付与
- 「コミュニケーション」「かんたん配信」メニューで設定された配信メールにList-Unsubscribeヘッダを自動的に付与します。
- パスワードリマインドメール、フォーム機能の自動返信メール、フォーム機能の管理者宛て通知メール、個別メール機能においては、List-unsubscibeヘッダは付与されません。
2.送信元メールアドレス単位で解除され、解除以降はその送信元アドレスからはメールは送られない。
- 解除されると該当の送信元メールアドレスからのメールは解除以降、そのユーザーには送信されません。
- ユーザーが解除した場合、解除扱いになるのはリンクが表示された送信元メールアドレスに対してとなり、複数の送信元メールアドレスで運用の場合、1つの送信元メールアドレスが解除されても、別の送信元メールアドレスからのメールは解除とならず配信されます。
- プロモーション系のメール、重要通知系のメールなど用途別に送信元メールアドレスを複数用意いただくことで、解除の影響を限定することが可能です。
3.解除された状況の確認手法
アクション実績が発生
- 解除が発生すると「ワンクリック登録解除」アクションが発生します。解除された日の深夜~翌朝にかけて実施される集計バッチの完了後に、確認可能です。
アクションパラメータ | 表示名称 | 備考 |
unsubscribed_mail_delivery | ワンクリック登録解除 |
カスタムパラメータ | 表示名称 | 備考 |
unsubscribe_from_address | ワンクリック登録解除Fromアドレス | |
unsubscribe_time | ワンクリック登録解除日時 | YYYY-MM-DD hh:mm:ss形式 |
ワンクリック登録解除された会員の確認方法
- アナリティクス > ユーザー > プロファイルメニューで「ワンクリック登録解除」アクションを検索条件に使うことで、該当会員を抽出できます。
4.ワンクリック解除をトリガーに担当者通知を送信する方法
配信対象の条件設定
- セグメント設定でトリガー条件で「ワンクリック登録解除」アクションを指定します。
メール文中に「顧客ID」「会員のメールアドレス」の差し込み
- 通常のメールでの差し込みと同様の操作で、HTMLの該当箇所で右クリックして、メニューから選択してください。
- 注意事項として、後述のループタグで囲った中には設定しないでください。
メール文中に「ワンクリック登録解除Fromアドレス」「ワンクリック登録解除日時」の差し込み(ループタグ内)
- 1人の会員に複数Fromアドレスの登録解除が発生するケースがあるため、差し込み用のループタグ 開始:{{CUSTOM_MAIN}} 終了:{{/CUSTOM_MAIN}} を使い、最大5セットまで設定できます。
- メールの設定 「出力設定」タブにて、差し込みの最大セット数で1セット以上を設定します
- 「HTML」タブで、HTMLソース編集モードにして、{{CUSTOM_MAIN}} のループタグで囲った中にカスタムパラメータを差し込み可能です。
ループタグの開始 {{CUSTOM_MAIN}}
ループタグの終了 {{/CUSTOM_MAIN}}
- 「ワンクリック登録解除」アクションの実績が前日までに存在する場合は、差し込みを該当箇所で右クリックでメニューから選択できます。
まだ登録解除の実績が存在しない場合は、HTMLに差し込み変数を指定の方法で記述することで、差し込み可能になります (後述)
- 設定後は以下のような表示になります(ワンクリック登録解除実績が既にあり、右クリックメニューから選択可能な場合)
- まだワンクリック登録解除の実績が無く、差し込み変数をHTMLに直接記述する場合は、以下の文字列を使用します。
カスタムパラメータ表示名称 | 差し込み用文字列 | 備考 |
ワンクリック登録解除Fromアドレス | ___unsubscribe_from_address___ | 半角アンダースコア文字3連続で囲う |
ワンクリック登録解除日時 | ___unsubscribe_time___ | 半角アンダースコア文字3連続で囲う |
5.一度解除されたユーザーの再配信をする方法
- 弊社までご依頼ください。
ご依頼の際に再配信するたもえの以下情報をご指定ください。
・送信元メールアドレス
・受信ユーザーを特定できる情報(顧客ID、メールアドレスなど)
6.注意点
- コミュニケーションの配信スケジュール画面で「配信フラグを無視する」にチェックしてもワンクリック解除されたユーザーに配信されません。
- 解除は会員の顧客IDをキーにしたデータで管理するため、同一会員データのメールアドレスが変更されてもブロックされたままとなります。
以上