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ゲストユーザーにも通知が可能に!WEBプッシュ / ブラウザプッシュ の特徴とは

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新規顧客の中でも、一度自社サイトに訪れてもらったユーザーは全くの新規ユーザーと比べて興味関心が高い可能性があるのではないでしょうか。ただし、そのようなゲストユーザー向けに対して接触できるチャネルは広告配信以外では限られていましたが、最近人気のある配信手法としてWEBプッシュ(ブラウザプッシュと呼ばれることもあります)が注目されています。

このWEBプッシュについて、どのような特徴があるのかについてご紹介させて頂きます。

 

ゲストユーザーにプッシュ通知が可能に

 

WEBプッシュとは、上述のようにメールアドレスやLINE IDがわからないゲストユーザーに対して、ブラウザを通じてプッシュ通知を送ることができる機能のことを言います。

既存顧客向けリテンション施策の代表的なチャネルはメール配信という方も多いでしょう。メール配信は昔から馴染みのあるチャネルであり、メールマーケティングの最適化に取り組んでいる企業も多いでしょう。システムも配信規模や機能によって様々なメール配信システムから選定ができますし、中には自前でメール配信システムを構築している場合も見受けられます。

 

続いて近年BtoC向け企業を中心として、多く活用されている配信チャネルがLINEです。元々はLINEビジネスコネクトのように比較的大規模な企業の利用が中心でしたが、最近ではLINE@のように中小企業や店舗での利用も増えています。特に10〜20代の若年層向けにはメールよりもLINEで配信を行った方が、開封率や反応率が高いケースも多く見受けられるようで、LINEでのお友だち獲得に注力されている企業が多いのではないでしょうか。

 

一方で、メールやLINEでの配信は効果的ではあるものの、メールアドレスの登録やLINEログインで IDを連携してもらう必要性があります。そのため、ゲストユーザーにはクッキーの情報を利用してリターゲティング広告を行うことが一般的ですが、最近ゲストユーザーにもプッシュ通知を行える配信手法として徐々に広がってきているのがWEBプッシュです。

 

一度自社サイトに訪れていただいたゲストユーザー向けにリーチする手法があまり多くない中で、新しい配信チャネルとして注目を集めています。

 

PC、スマートフォンへの配信が可能

 

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WEBプッシュではPC、スマートフォン両方に配信することが可能です。PCの場合にはブラウザ右上にバナーのような通知が届きます。スマートフォンの場合にはスリープモードの場合でも、アプリでのプッシュ通知と同様に通知を出すことが可能なため、ユーザーに気付いてもらえる可能性が非常に高い特徴があると言えるでしょう。スマートフォンに通知が届くと、何かなと思い確認してしまうユーザーが多いのではないでしょうか。

 

WEBプッシュはHTML5のNotifications APIという仕組みを利用しているため、利用できるブラウザと現在利用できないブラウザがありますので注意しましょう。
例えば、Chrome、Firefoxが対応しておりますが、Internet ExplorerやiOSでは利用ができません。そのため、PCとスマートフォンではAndroidでは対応しているものの、iPhoneでは利用ができないこととなります。特に日本での利用者が多いiPhoneが今後対応可能となるかうかで、WEBプッシュの普及に大きな差が出てくるのではないかと考えられます。

 

一斉配信もOne To One配信も

 

WEBプッシュを使って実際にどのようなコンテンツを送れば効果的なのでしょうか。例えばECサイトの場合、新しい商品・サービスが出た場合やSALEのお知らせが思い付くでしょう。このような内容はメールの一斉配信と同様に、WEBプッシュの登録者全てに送ることができるコンテンツと言えます。

 

さらに、MAツールなどを利用することで、個別のユーザー毎の行動履歴に合わせた配信も可能です。サイトから30日以上離脱したユーザーに再来訪を促すことや、カゴ落ち商品のリマインド、現在のポイント残高と期限のようなプッシュ通知を送ることができます。

まだ会員ではないゲストユーザーの他にも、メールの開封率が悪いユーザーにプッシュ通知を配信することにより、今までの施策に加えることで高い効果が期待できるかもしれません。

 

配信にはユーザーから事前に許可をもらおう

 

WEBプッシュ配信をするユーザーですが、誰彼構わず送れる訳ではありません。予め自社サイトに訪れていただいた際に「弊社サイトより通知を受け取りますか」や「新しい情報を受け取ろう!」などパーミッションの取得が事前に必要となります。

パーミッションの取得はブラウザの標準ダイアログに依存するために機械的でカスタマイズできないため、単にダイアログを表示するだけではユーザーに敬遠されることが想像されます。

そのため、xross dataではユーザーにスムーズにオプトインしてもらうために、WEBプッシュ専用の接客ツールを提供しています。この接客ツールは管理画面でデザインや配信ルール、ボタンクリック時の挙動を設定することが可能で、システムに詳しくない担当者でも簡単に設定することが可能です。

また、このツールはアクセスしているブラウザを識別し、WEBプッシュに対応していないブラウザには配信されないので、ユーザービリティを損なうことなく運営できます。

 

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ゲストユーザーに対してWEBプッシュ配信を行って成果を上げるためには、ある程度の配信ボリュームが必要となりますので、パーミッション許可の画面表示に対するCVRをABテストしていくことも重要です。

 

通知を受け取ることでどんなメリットがあるか伝えよう

 

WEBプッシュの特徴についてご紹介させていただきましたが、ゲストユーザーに対するリテンション施策として今後利用サイトが増えてくることが予想されます。

 

現在はユーザー側も「よく分からないけどなんとなく配信の許可をしてみた」という場合も見受けられそうですが、今後配信サイトが増えてくるとユーザーのパーミッションを取るのが難しくなる可能性が高まりそうです。効果があると分かれば1つのサイトからの配信数も増えることとなるでしょうし、同業他社や違う業界のサイトでも取り組みが増えると同じユーザーに対して1日に何通も通知が届くこととなります。

 

そのため、ユーザーからすると不要な通知や配信数が多いサイトからの通知は配信拒否をすることとなるでしょう。

事前に配信許可をすることで「どのような内容のコンテンツが送られてくるのか」、「受け取ることで自分にとってどんなメリットがあるのか」、実際に受け取りを始めてから「こんなメリットがあった」といったことをユーザーに対して明示的にお知らせすることで、パーミッションの許可を増やすことと配信後の解除を減らすことに繋がるのではないでしょうか。

WEBプッシュを新しい施策の一つとして取り入れることを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

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