ハックルベリー社からShopifyアプリの紹介を頂き、導入社数・利便性ともに掲載すべきとの編集局判断により、アプリ『9選』から『11選』に訂正しております。(2022/03/31 更新)
2017年にカナダから日本へ本格参入したECサイト構築プラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」が近年注目を集めています。
Shopifyは低価格で気軽にECサイトを開始できるだけでなく、「Shopify アプリ」という目的に合わせた拡張アプリケーションが多く用意されていることも人気のポイントです。
そこで、今回は使いやすさの評価が高く、人気を集めている「Shopify アプリ11選」をご紹介します。
目次
- 1 Shopifyアプリとは
- 2 Shopifyアプリのメリットとデメリット
- 3 使いやすい人気のShopifyアプリ11選をご紹介
- 3.1 まるっと集客(作成:Huckleberry, Inc.)
- 3.2 定期購買(作成:Huckleberry, Inc.)
- 3.3 Product Reviews(作成:Shopify)
- 3.4 SEO Site Audit, fix SEO issues(作成:Storeya)
- 3.5 Google channel(作成:Shopify)
- 3.6 Facebook channel(作成:Shopify)
- 3.7 Improved Contact Form(作成:Awio)
- 3.8 Digital Downloads(作成:Shopify)
- 3.9 Bulk Image Edit ‑ Image SEO(作成:Hextom)
- 3.10 GET SALE Bulk Discount Manager(作成:DLA Group)
- 3.11 Flair Product Badges & Banners(作成:Burst Commerce)
- 4 今後も様々なアプリの登場に、期待が高まるShopify
Shopifyアプリとは
Shopifyアプリは、WordPressのブラグインやChromeの拡張機能と同じように、Shopifyで構築したECサイトに好きなアプリを追加して簡単に機能のカスタマイズができるサービスです。
追加可能なアプリは、「Shopifyアプリストア」というページで検索・追加することができます。
ここには2021年9月時点で6,000種類以上のアプリが登録されていて、無料アプリも複数あります。
集客に注力がしたいときやカスタマーレビュー機能を備えたいとき、メールマーケティングを改良したいとき、SNS連携をしたいときなど目的別に多くの種類がありますので、必要に応じて追加するのがおすすめです。
Shopifyアプリのメリットとデメリット
Shopifyアプリを導入する際には、メリットだけに目が行きがちですが、実はデメリットが発生するケースもあります。
では、Shopifyアプリのメリットとデメリットはどのようなことが挙げられるのかを事前に確認してみましょう。
Shopifyアプリのメリット
- 簡単にインストールができる
- 多言語対応、越境ECにも対応しやすい
- 低コストで配送や在庫管理を実現できる
- 作業効率アップや工数削減に繋がる
Shopifyアプリのデメリット
- 日本語対応しているアプリが少ない
- 費用がかかるアプリも多い
- WebやHTMLの知識が必要なアプリもある
- アプリ同士の不具合により正常に作動しなくなったり、表示が崩れたりする可能性がある
- アプリの数が多くなると表示速度が遅くなる可能性がある
以上が主要なメリット/デメリットとして挙げられるでしょう。
使いやすい人気のShopifyアプリ11選をご紹介
では、ここからはShopifyユーザーから「使いやすい!」と人気のある11のShopify アプリを紹介していきます。
まるっと集客(作成:Huckleberry, Inc.)
画像引用:https://apps.shopify.com/shopify-application-102?locale=ja
まるっと集客は日本の企業、Huckleberry, Inc.が作成した集客のためのShopifyアプリで、累計2,000社が利用しています。
まるっと集客を利用することで、Shopifyマーチャントは主要なWeb集客をワンストップで実現できるだけではなく、通常クリック課金される広告媒体が成果報酬型で利用できるなどShopifyだけのメリットが多く提供されています。
また、広告を始める際にネックになるタグの埋め込み作業などは、アプリをインストールするだけでノーコードで設定でき、提供会社からの手厚いサポートも整っているため広告運用が初めての方でも安心して利用することができます。
さらにまるっと集客で実施できるアフィリエイト広告については、現在、特別条件キャンペーンが実施されており、通常5万円程度のASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)の初期費用・月額費用が6カ月間無料。詳細はまるっと集客のShopifyアプリストアをご覧ください。
※2022年11月末までにバリューコマースのGoolge広告(成果報酬型ディスプレイ広告)にお申し込みの方限定
なお、成果報酬型課金の割合は、アフェリエイト広告は売上の約5%以上、Google、Facebook広告は売上の約7%以上で設定が可能となっています。
定期購買(作成:Huckleberry, Inc.)
画像引用:https://apps.shopify.com/huckleberry-subscription?locale=ja
定期購買は最もインストールされている日本製サブスクアプリで、累計3,000社が利用しています。
定期購買では、定期購買を設定する際にポイントとなる「商品ごとのプラン設定」や「割引設定」だけではなく、ユーザー向けの「マイページ作成」や「会員ランク機能」「BOX機能」などが整っているため、Shopifyマーチャントの利便性向上だけではなく、ユーザーメリットも提供されているShopifyアプリです。
さらに他サブスクアプリからの移行も可能です。
Shopifyアプリ「Klabiyo(メール配信)」やShopifyアプリ「ソーシャルプラス(LINE配信)」とも連携することができるため、CRM機能としても利用することが可能です。
なお、定期購買を利用する場合は、無料でテストモードを実際に触れてから本格導入を検討することができます。
本格導入する際は月額費用49ドル(約 5,992円)で全機能を利用できます。
Product Reviews(作成:Shopify)
Product ReviewsはShopifyが公式に提供している無料で導入できるアプリで、商品のカスタマーレビューやスコアを追加できるようになっています。
口コミや商品レビューを購入の判断に役立てているユーザーは多く、eMarketer reportによると、購入プロセスにおいてレビューを参照しないというユーザーは全体のわずか2%に過ぎません。
レビューコンテンツを設置することで、SEOの改善にも貢献します。
参考:eMarketer Report(Feb,2018)”Surprise! Most Consumers Look at Reviews Before a Purchase”
Shopifyのヘルプセンターでは日本語でカスタマイズ方法が紹介されていますので、スムーズに導入することができるでしょう。
SEO Site Audit, fix SEO issues(作成:Storeya)
SEO Site Audit はStoreyaが提供しているSEOの分析や効果を上げるのに効果的なアプリです。
このアプリを使うとGoogle検索やサイトの詳細な分析が可能になるため、うまく機能しているところとそうでないところを「検索」と「パフォーマンス」の観点から知ることができます。
また、顧客価値やサイトの表示スピードなど複数のベンチマークが用意されているため、ページ毎にコンバージョンの好調、不調の要因を調べることも可能です。
SEO Site Auditも無料で導入することができるため、気軽に始めることができます。
Google channel(作成:Shopify)
Google channel(旧:Google Shopping)はGoogle Merchant CenterとShopify内の商品データを同期できる無料のアプリです。
Googleショッピング広告を簡単に配信することができ、ユーザーにECサイトの認知度の向上を図れるため、上述のSEO Site Auditと合わせて利用することでブラウザからの購入を高めることが期待できます。
また、Shopifyの管理画面からGoogleのスマートショッピング経由のトラフィックの分析や販売商品の管理、予約の調整なども行えます。
Facebook channel(作成:Shopify)
Facebook channelはShopifyで販売している商品をFacebookとInstagramのショッピング機能へ連携することが可能となる無料のアプリです。
近年ではSNSで商品を検索して購入しているユーザーも多いため、ウェブ広告やサイトとあわせて他のチャネルを宣伝に活用することで新しい顧客へリーチすることが望めます。特に若者向けの商品を扱っているECサイトでは入れておきたいアプリです。
Facebook channelを活用して、FacebookやInstagramのショッピング機能と連携する手順は様々な日本語サイトで紹介されていますので、導入しやすいアプリの1つと言えるでしょう。
Improved Contact Form(作成:Awio)
Improved Contact FormはShopifyストアにお問合せフォームやポップアップコンタクトフォームを付け加えることができるアプリです。
特に、ポップアップ機能を備えることでどのページからでもユーザーがコンタクトできるようになるので、サイト内のコミュニケーション手段としてはおススメです。
また、ユーザーがどのページにいて、コンタクトの直前にどのページを見ていたかを教えてくれるので、コンバージョンを高める分析にも効果があります。
アプリの利用費用は月額無料(フォームは3つまで)~29ドル(フォーム数無制限、*約3,546円)で利用することが可能です。
Digital Downloads(作成:Shopify)
Digital Downloadsは、Shopifyのベストアプリのうちの1つです。
Shopifyでは製品だけではなく、デジタルコンテンツも販売が可能です。
購入者はすぐにコンテンツにダウンロードすることができ、ダウンロードリンクを自動メールで案内することも可能です。
また、アップデートがあった場合には自動でその内容が反映されます。
製品とデジタルコンテンツを組み合わせて1つの注文に含めることもできます。
Digital Downloadsは無料で利用することができます。
Bulk Image Edit ‑ Image SEO(作成:Hextom)
Bulk Image Edit ‑ Image SEOはShopifyで利用している画像のサイズを最適化してくれるアプリです。
ECサイトでは、各要素の中でも商品画像の重要度が高く、購買欲を高めるためにもなるべく解像度の高い綺麗な画像が好まれています。
しかし、画像サイズが大きすぎるとサイトの読み込み時間が長くなり、ユーザーの離脱やSEOの順位が下落する要因にも繋がります。
このアプリはサイト全体に渡って画像のサイズを小さくすることで読み込み時間を短縮し、検索に最適化されるようにaltタグや画像ファイル名も調整してくれるものです。
さらにSNS向けに画像のリサイズも行えるため工数削減も期待できるでしょう。
Bulk Image Edit ‑ Image SEOは月額無料(50回/月の編集が可能)~49.99ドル(10,000回/月の編集が可能 、*約6,113円)で利用できます。
GET SALE Bulk Discount Manager(作成:DLA Group)
GET SALE Bulk Discount Managerは商品のセール、スペシャルオファー、割引クーポン、短い期間で大幅な割引をするフラッシュセールを行うことができます。
ダッシュボードで簡単にセールの管理ができるだけでなく、特定のベンダーやタグへ割引を適用することも可能です。
セールを行うことが多いECサイトには利便性の高いアプリと言えるでしょう。
GET SALE Bulk Discount Managerは月額無料(10商品まで)~29.99ドル(商品数無制限、*約3,668円)で利用できます。
Flair Product Badges & Banners(作成:Burst Commerce)
Flair Product Badges & Bannersは商品に「おすすめ商品」、「ベストセラー」「残り在庫5個」といったタグやバッジを付けて、購入促進を行うアプリです。
月額19ドル(*約2,324円)~49ドル(*約5,992)で利用が可能で、最低プランでも商品数は無制限で利用することができ、自社に必要な機能やサポートに合わせてプランを選ぶことができます。
今後も様々なアプリの登場に、期待が高まるShopify
今後もユーザーの消費活動のなかで、ECサイトが占める比率は高まっていくことが予想されており、より快適に・魅力的に商品をPRするためのShopifyアプリを提供する企業も増えてくる流れがあります。
すでにShopifyを利用中の企業、これから開設を目指す企業のどちらにも、自社ECサイトの機能を充実させるために便利なアプリが多くありますので、必要そうなアプリを見つけたら是非試してみましょう。
しかし、不要なアプリを多く入れるとサイトスピードの低速化の原因などにもなりますので、使わなくなったアプリは削除することもおすすめです。
日本語で使えるアプリはまだそこまで多くありませんが、人気のアプリは日本語でも紹介されている場合もありますので定期的にチェックしてみましょう。
*表示金額は2022年3月30日時点でのドル円のレートで計算、表記しております