2018年6月に開催された「LINE CONFERENCE 2018」にて、LINE@を始めとする法人向けアカウントが「LINE公式アカウント」として統合されることが発表されました。
今までLINE@を使っていた方はもちろん、今後利用予定の方にとってもどのように変わるのか抑えておくべきところをまとめてみました。
ここでは、LINE@とLINE公式アカウントが統合されたことによる変更点や、新アカウントの費用などにについてご紹介いたします。
目次
LINE@とLINE公式アカウント統合に伴う機能の変更点
LINE@とLINE公式アカウントが統合されることによって生じる変更点について見ていきましょう。
レポート機能の強化
レポート機能が強化され、「メッセージクリック数」、「ユーザーの増減数」、「タイムラインのクリック数」などの統計情報が閲覧できるようになりました。配信時間帯やコンテンツによってどの程度効果に違いがあるのか効果測定を行いやすくなります。
フリープランでも使える機能の追加
従来のフリープランでは使えなかった「リッチメッセージ」や「リッチメニュー」が、LINE公式では無料で利用できるようになりました。また、月4回までしか利用できなかった「タイムライン投稿」も無制限で利用できます。
据え置きで使える機能について
LINE@で使われていた「1:1トーク」、「クーポン配布」、「動画メッセージ」などの機能は引き続き無料で使用できます。また、ラインIDを自社名など好きな英数字に変更できる「プレミアムID」も引き続き導入される予定です。
参考: http://blog-at.line.me/archives/52626249.html(LINE公式サイト)
新たな料金体系について
LINE公式アカウントの料金プランは「フリープラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」の3種類。フリープランなら月額固定費が無料、ライトプランは月5,000円、スタンダードプランは月15,000円(全て税別)で利用可能です。
LINE公式アカウントではこの月額固定費に加えて、メッセージ数に応じて通信量がかかる「通信課金制」が導入されます。
LINE公式アカウントではこの月額固定費に加えて、メッセージ数に応じて通信量がかかる「通信課金制」が導入されます。
参考: http://blog-at.line.me/archives/52626249.html(LINE公式サイト)
上記の画像では、ライトプランで追加メッセージを1,000通送る場合、追加料金は1通につき5円で5,000円かかります。スタンダードプランで追加メッセージを1,000通送る場合、追加料金は1通につき3円で3,000円に抑えられます。
LINE@の統合で費用は前よりも高くなる? 安くなる?
「通信課金制」の導入により、LINE@を使用していた企業の費用は前よりも高くなるのでしょうか、それとも下がるのでしょうか。
たとえばユーザーが5,000人いる企業の場合、LINE@では月額費5,000円でメッセージが送り放題でした。
新しい料金体系の場合、仮に5,000人に週1回ごとにメッセージを送った場合、20,000通のメッセージを送信することになります。
その追加料金は:
追加メッセージ数5,000通×単価5円=25,000円
となり、従来の4倍近い費用がかかることになります。
そのため新料金体制では追加料金を抑えつつ、メッセージを送信する必要があります。
新しい料金体系に移行する前に「現在の月ごとの送信メッセージ数」を算出し、おおまかなコストを予測しておきましょう。
開封したユーザーにのみ送れば費用は抑えられる
サービス統合による通数課金によって、これまでのような一斉配信では上記の通り高コストになるため、友だちをセグメントして配信することが注目されています。
xross dataは、これまでもセグメントした友だちにのみ配信できる機能を提供しておりましたが、これに加え、LINEメッセージ配信をイメージマップで配信した場合にメッセージの開封を計測する機能を提供します。
セグメント条件に「LINE開封」アクションを追加することで、開封したユーザーにのみメッセージ配信が可能で、LINEメッセージ配信に掛かるコストを低減できるようになります。
参考)https://www.xdata.jp/news/2216.html
ご興味ある方はお問い合わせください。