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ECサイト構築のShopify(ショッピファイ)の代表的なAPIについて解説

世界で多く利用されているECサイト構築サービス「Shopify(ショッピファイ)」の利用が日本でも増加してきました。

 

ShopifyはAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)が公開されているため、システム連携が行いやすいことも人気のポイントです。

 

今回はECサイト構築のShopifyの代表的なAPIについて解説いたします。

Shopify(ショッピファイ)とは

Shopifyは世界175カ国、100万店舗以上のストアで利用されている世界最大のECプラットフォームです。

 

参考:https://www.shopify.jp/

 

元々は2004年に創業者がスノーボードをオンライン販売するために創業しましたが、簡単に出来る通販システムがなかったために自分で作ろうと思ったことがきっかけとなり2006年にShopifyが誕生しました。

 

ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しているグローバル企業で世界175ヶ国100万以上のネットショップがShopifyで運営され、広い支持を集めています。

 

2017年には50万店舗だったストア数も、2019年12月現在で100万店舗を超えるなど急成長を遂げています。

 

グローバルでの流通総額は2,000億USドル(20兆円)を超えており、さらに今後も増加していくことが見込まれています。

 

参考:ECサイト構築のShopify(ショッピファイ)の特徴や機能、メリットについて解説

 

Shopify(ショッピファイ)のAPIとは

参考:https://shopify.dev/docs

 

Shopifyは初期費用が不要で月額課金制のサブスクリプションモデルのサービスです。

 

多くの場合ECサイトを構築するには多額の初期費用がかかりますが、Shopifyは初期費用が不要のため、ECサイトが初めての方にもスタートしやすいと言えるでしょう。

 

さらにAPIを公開しており、他のシステムとの連携が行いやすいことも利用が多いポイントと言えます。

 

また、Shopifyは外部の開発者(サードパーティー)が開発したアプリを導入し、Shopify本体には含まれていない機能も追加ができます。

 

WordPressのプラグインに似ているイメージと言えます。

 

APIは様々用意されており、バージョンアップや新しいAPIの開発も行われていることから日々使い勝手が良くなっていると考えられます。

 

 

Shopifyの代表的なAPIとは

ShopifyのAPIは様々なものがありますが、代表的なものについて見ていきましょう。

 

Shopify Admin API

Admin APIはアプリとサービスがShopifyと連携するのに使うAPIです。

 

個々のShopifyストアに関するデータへの広範なアクセスを提供し、Shopifyのユーザーエクスペリエンスに独自の機能を追加できるようにします。

 

GraphQLと呼ばれるデータ抽出技術を使ったGraphQL Admin APIも提供されています。

 

APIの利用例

  • 商品、在庫、注文、配送などに関するShopifyストア情報の読み取りと書き込み。
  • 在庫を他のマーケットプレイスと共有して管理。

 

Shopify Storefront API

Storefront APIを使用すると商品データの取得、注文手続きのカスタマイズ、顧客情報の取得などが可能です。

 

Shopifyで構築したECサイトだけではなく、自社のWebサイトやモバイルアプリ、ゲーム内などにShopifyのAPIを利用して販売する方法もあります。

 

JavaScript、Android、iOS、Unityなどで外部埋め込みを行えます。

APIの利用例

  • Shopify以外のウェブサイトを通じてShopifyストアから商品販売。
  • Unityで作成されたゲームなどを通じて製品を販売。

 

Partner API

Partner APIを使用するとShopifyパートナーはパートナーダッシュボードにあるデータにアクセスできます。

 

これによってフロントエンドとバックエンドの運用を自動化すること効率的な運用が可能となるでしょう。

 

APIの利用例

  • トランザクション情報の取得。

 

Shopify Themes

Shopifyテーマを使用すると簡単にデザインが作成できるのに役立ちます。

 

ShopifyのオープンソースのLiquidテンプレート言語を使用して、テーマを構築およびカスタマイズすることも可能です。

 

また、テーマの編集を行う際には、APIのデータ呼び出しが必要になるケースがあります。

 

例えば既存のテーマでは取得していなかったデータを新たに取得したい場合や表示させたい場合はAPIでデータを呼び出して取得・表示する必要があります。

 

Marketing activities API

Marketing activities APIを使用するとShopify管理画面のマーケティングページからプロモーションキャンペーンとマーケティングオートメーションを管理できます。

 

Shopifyのマーケティングにはコンテンツマーケティング、SEO、ソーシャルメディアなど様々なものがあります。

 

アプリにマーケティングアクティビティ拡張機能を追加して、Shopify管理者のマーケティングページでアプリを直接表示することもできます。

 

また、弊社が提供しているMAツールのHIRAMEKI XD(ヒラメキクロスディー)でもShopify向けにAPI連携を提供しています。

 

具体的には

  1. 会員マスター、商品マスター、購入履歴の自動連携が可能
  2. タグの導入と実装がShopifyの管理画面での設定で実現可能

となっており、簡単にMAツールの導入と連携ができますのでご関心がありましたらご相談いただけたらと思います。

 

APIの利用例

  • Shopifyadminで表示されるマーケティングアクティビティフォーム。
  • プラットフォームでのマーケティング活動をプレビュー閲覧。
  • マーケティングのオンボーディングを管理。
  • 顧客のライフサイクルを管理。
  • 顧客エンゲージメントを追跡。

 

他にもShopify Ping API、Hosted Payment SDKといったものがベータ版として開発されていますが、全てのユーザーが利用できるわけではなくこれから徐々に利用ができるようになるようです。

 

Shopifyの機能拡張を行うためにAPIを利用してみよう

Shopifyには基本機能だけで簡単に通販サイトを構築することもできますが、カスタマイズ性にも優れており、APIを利用することでカスタマイズの幅が広がります。

 

既に他のシステムやサイト、アプリなどを持っていて連携させたい場合にはAPIの確認も事前に行っておいても良いでしょう。

 

また、Shopifyアプリを開発するには、APIを使ってShopifyからデータを呼び出す必要があります。

 

アプリを自社で使う場合に作成することもできますし、他のユーザーへ提供することも可能ですので興味関心があれば調べてみても良いと思います。

 

サービスへの問い合わせ

 

カテゴリー: EC