2015年10月01日(木)、xross dataをバージョンアップしました。
図)施策効果レポート
バージョンアップの内容は以下の通りです。
1.会員マスターのインポート機能
ECサイトのデータベースで管理している会員データをインポートして、タグ導入以前に獲得した会員もリテンション施策の対象にすることができます。
例えば、誕生日メールや会員の属性情報をセグメント条件にしたメールなどアクセスログが無い会員に対して施策を打つなど思いのままです。
インポートする項目は自由に設定することができ、氏名やメールアドレスなどの個人情報は全て暗号化されて保存されます。個人情報へのアクセスは権限を持つユーザーのみ許可されるため、安全にお使い頂けます。
2.施策効果レポート
リテンションメールの効果測定は、施策別の配信数、開封数や売上金額などの施策効果をxross dataの管理画面上だけで確認することができる非常に便利で強力なレポート機能です。
2015年10月01日現在、施策効果レポート機能に対応したメール配信サービスはCuenote FCのみとなります。
他メール配信システムも随時対応予定です。
3.ターゲティング・ハブ
xross dataで管理する会員の属性データや、アナリティクスで分析した会員別のデータをクッキーに連携して、DMPやLPOツール、アクセス解析等の外部システムとデータ共有することができる機能です。
クッキーに連携できる情報は標準で27種類あり、性別や年齢帯といった会員の属性情報のみならず、カート放棄中フラグや購入総額など、行動ログを使ったデータも連携することが可能となっています。
この機能を用いることで、例えばLPOツールであればxross dataで分析したデータに基づいたコンテンツの出し分けをしたり、アクセス解析ツールであれば、属性データや行動データをカスタム変数に代入してセグメント情報として活用することができます。
ターゲティング・ハブはオプション費用が発生します。
4.メール連携機能の強化
フリークエンシー機能を追加しました。フリークエンシー機能により、同じ会員に複数のリテンション施策メールが送信されることを防ぐことができます。
例えば7日間で設定すると、一度何かしらのメール(例えばカート放棄リマインド)が送信された場合、その後7日間は、その会員にメールが送信されません。
この制御を行うことで、顧客との信頼関係を守り良質なコミュニケーションの手助けになります。
尚、メール種別でフリークエンシーを無視する設定ができ、この設定がされているとフリークエンシー設定に関わらず送信されます。これは誕生日メールなどに効果的です。
以上